不倫発覚後、最初に考えるべきこと

不倫が発覚した後、夫を飛び越えて先に
不倫相手に対して行動を起こすか
迷うことがあると思います。

「夫と話し合ってもうまく言いくるめられてしまう」
「逆ギレや攻撃を受けるのが嫌だ」

など夫の性格をよく理解しているからこそ、
先に不倫相手に行動を起こし、
不倫相手から身を引いてもらいたいと思うのは

すごく自然なことです。

不倫相手へのアクションのリスク

不倫相手に対して、

「結婚していることを知っていて夫に手を出したのだから
慰謝料請求などでダメージを与えたい!」

という気持ちになるのは当然です。

だけど、不倫相手に対して
先にアクションを起こすことには
デメリットもあります。

もしあなたが、夫との夫婦修復を
一番の希望とするなら、

夫を飛び越えて
不倫相手に直接アクションを起こすことは
慎重に考える必要があります。

夫の心理と防衛機制

夫より先に、不倫相手にアクションを起こすことで、
不倫相手が大人しく引き下がってくれるのが理想ですが、

残念ながら多くの場合、いくら止めても
不倫相手は夫に相談します。

その結果、夫が不倫相手と結託して
あなたを敵とみなす可能性があります。

不倫されて傷ついているのはあなたなのに、
夫は不倫相手を守ろうとし、
あなたに怒りをぶつけてくることがあるのです。

心理学的に見ると、夫が不倫相手を守ろうとするのは
「防衛機制」が働いているためです。

自分の行動を正当化し、
罪悪感や批判から逃れるために、
不倫相手を守る行動に出るのです。

この場合、夫は自分を飛び越えて
不倫相手にアクションを起こしたあなたに対して、
自分が無視されたと感じて
怒りを覚えることがあります。

本当に理不尽ですが、
そうなると
「あなた」対「不倫相手と夫」

という敵対関係になって、
夫婦再構築の道のりが厳しくなる可能性もあるのです。

夫婦再構築のためのアプローチ

夫を飛び越えて不倫相手に直撃することで、
不倫相手が反省して別れを告げ、
夫が一人になり、あなたの元に戻って夫婦修復へ向かう
というシナリオを想定するかもしれません。

しかし、実際にはそのような状況になることは少ないのです。

これは非常に理不尽なのですが、
不倫相手と別れさせたとしても、
夫婦再構築には
大きな壁が立ちはだかることが多いのです。

多くのケースでは、夫は相手の女性をあなたから守ろうとし、
水面下で関係を続けようとします。

不倫前の夫婦関係や現在の状況、
夫との関係によって異なりますが、

たくさんの事例を見てきた中でも
夫婦修復の道のりを考えると、
まずは夫と向き合うことをおすすめします。

不倫があったとしても、
不倫問題は夫婦の問題であって、
まずは夫婦間で解決を試みる姿勢が重要です。

ただし、感情的になって話し合う前に、

あなたを守るための

不倫の証拠はきちんと取っておくことが大切です。

夫の不倫を終わらせるには、

夫自身がこの不倫に対して

どれだけの犠牲やペナルティがあるかを理解し、

自分で別れようと決断することが必要です。

不倫相手にアクションを起こすのは、

夫ときちんと向き合って話し、

それでも不倫が終わらず、

なす術が限られてきた段階、

もしくは夫と向き合い、

夫婦修復を目指して歩み始めた段階で

考えるべきです。

そのような場合には、

不倫相手にアクションを

起こしても良いかもしれません。

数々の夫婦修復のサポートをしてきた中で、

まずは夫と向き合い、

解決に向かおうとする姿勢を見せた妻の方が

圧倒的に、夫婦再構築に

成功しているケースが多いのです。